2PNCT
キャリアローラ方式用2PNCT
メーカー別型番比較表
2PNCTは、同じ布設方式でもメーカーにより型番が異なる場合があります。
メーカーを指定したい方は、各メーカーの型番をご確認ください。メーカーの指定がない方は、ご希望の布設方式を明記して、芯数、サイズ(SQ)、電圧数量(m)、用途をご記入の上、お問い合わせください。
プロテリアル | 古河電工産業電線 | フジクラ | 冨士電線 | 住友電工産業 | 三ツ星 | 泰昌電線 | |
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2種 | CAR-2PNCT | ─ | 2PNCT-B | 2PNCT-B | F-2PNCT 補強形 |
BR−2PNCT (耐屈曲性) |
2PNCT-BCT (安定型) |
─ | ─ | ─ | ─ | ─ | BP-2PNCT (超耐屈曲性) |
2PNCT-BCT-J (耐しごき力タイプ) |
用途・使用方法
用途・使用例
天井クレーン等の横行給電用に適しています。
使用方法
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ケーブルの許容曲げ半径(R)は次のとおりとしてください。ただし、個別の仕様書に指定がある場合には、その値を優先してください。
種類 低圧ケーブル 高圧ケーブル 備考 丸型ケーブル R≧6d R≧8d d:ケーブル外径 - 布設時、ケーブルには捻れが入らないよう、布設してください。
- キャリアドラムの移動はワイヤロープで行い、ケーブルのたるみを十分とって張力がかからないようにしてください。
- 給電点、受電点でのケーブル固定は、内部線心が移動しないように確実に固定してください。幅(ケーブルとの接触長さ)100mm以上の半割型クランプで締付る事をお奨めします。ケーブル変形率は、低圧ケーブルで約15%、高圧の場合は約5%を目安としてください。クランプが不完全ですとケーブルのうねり、挫屈の原因となりひいては断線にいたることがあります。
ケーブル選定の注意
キャリアローラ方式として、カーテン方式用の2PNCTを使用すると、うねり現象が発生する事があります。
カーテン用はうねりやすいように湯くられているからです。
ケーブルベア方式といった場合、キャリアドラム方式を意味する場合と、キャタピラ方式を意味する場合の2通りがあります。
そのため、2PNCTの選定で迷った場合は、まずはお問い合わせください。用途から最適な2PNCTをご提案します。
カーテン方式用の2PNCTの特徴
ゴム充実構造かつ硬いシース材のため、心身が動きにくく、うねりに強い。カーテン方式に比べて硬い。
キャリアローラ方式用の2PNCTの特徴
介在構造で、線芯が動きやすく屈曲性に優れている。
外からしごくと線芯が動いてうねりやすい。
キャリアドラム方式・キャリアローラ方式用2PNCTの各メーカーの違い
キャリアドラム方式・キャリアローラ方式用として使える2PNCTを生産しているメーカーは、プロテリアル(旧日立)、古河電工産業電線、フジクラ、冨士電線、住友電工産業電線、三ツ星、泰昌電線の7社です。プロテリアル(旧日立)では「CAR-2PNCT」、古河電工産業電線では「2TC-RB」「2TC-FB」、フジクラでは「2PNCT-B」、冨士電線では「2PNCT-B 」、住友電工産業電線では「F-2PNCT補強形」、三ツ星では「BR−2PNCT」「BP-2PNCT」、泰昌電線では「2PNCT-BT」「2PNCT-BT-J」が使用できます。プロテリアル(旧日立)「CAR-2PNCT」の「CAR」とはキャリア方式用という意味で、耐しごき性に優れており、ゴムの充実構造にすることで、しごきによる線心の動きを抑え、ケーブルのうねりを抑えることができます。三ツ星「BR−2PNCT」は導体構成(細径化耐屈曲導体)及び撚り合わせ構造を工夫し、耐屈曲性を高めています。三ツ星「BP-2PNCT」はアラミド繊維補強導体を採用し、従来の編組導体キャブタイヤ及び、鋼心入りキャブタイヤの耐屈曲性、耐張力性を更に高めたハイグレード品です。泰昌電線の「2PNCT-BT」安定型で、「2PNCT-BT-J」は耐しごき力タイプとなります。
古河電工産業電線の「2TC-FB」は平型になります。
シールド付キャリアドラム方式・キャリアローラ方式用2PNCTはプロテリアル(旧日立)「CAR-2PNCT-SX(一括シールド)」とフジクラ「2PNCT-B-S」が使えます。