KPEVについて
KPEVとは
KPEVの特徴
KPEVの導体には、すずめっき軟銅線を使用してるため腐食による接続不良等を防止できます。
また、シースには柔軟性に優れた鉛フリーのビニル混合物を使用し、編組しゃへい構造にすることで、高い可とう性を持ちます。
全線心識別やドレンワイヤーを挿入によって、誤配線の防止とともに配線接続作業、アース結線が容易なものもあります。
- 電気特性
- ◆絶縁体は、電気特性に優れたポリエチレンを使用しています。
- 耐ノイズ
- ◆すずめっき軟銅編組しゃへいの下にAL/PETテープを施した二重しゃへい・対より構造であるため、静電誘導及び回線間の誘導(漏話)による雑音を防止します。
- 難燃性
- ◆UL VW-1(垂直難燃試験)に合格する難燃性を有しています。
- 耐熱性
- ◆シースは耐熱性を考慮していますので、高温下での安定性を保ちます。
- 耐油性
- ◆シースは耐油性を考慮していますので、工場等で使用される切削潤滑油等の付着し易いところでも使用いただけます。
KPEVの種類:エコ対応のKPEVについて
通常のKPEVに加え、地球環境に配慮するために、シース及び絶縁体の素材を環境対応型に改良したKPEVも開発されています。
従来のKPEVと比べて寸法・電気特性に変更はなく、同等レベルの諸特性を有しています。
通常、KPEVのエコを使用されるお客様へはEMーKPEEをお薦めしております。エコ対応とともに通常品のKPEVもございますので、お客様の用途や使用場所に合わせてご利用いただくことが可能です。
エコ対応KPEV(弱電計装ケーブル)の主要取扱い
- JMACS(旧日本電線工業) EM-KNPEE/F EM-KNPEE/F-SB
- HST EM-JKPEE/F-S
KPEVの代表的な日本国内電線メーカーの型式について
橋本興産では、様々な種類のKPEV(弱電計装ケーブル)を取り扱っております。お客様の用途に応じて、シールド・遮蔽(遮へい)付きのKPEV(弱電計装ケーブル)もご提案可能です。KPEVは総称で、納入実績の多い型式は以下のKPEV(弱電計装ケーブル)があります。
◆JMACS(旧日本電線工業)の「KNPEVーSB」
◆富士電線工業の「FKEVーSB」
※SBとは、シールド・遮蔽(遮へい)のことを指します。
橋本興産のKPEV(弱電計装ケーブル)主要取扱いメーカー
- JMACS(旧日本電線工業)株式会社
- 富士電線工業株式会社(大阪富士)
- 住電日立ケーブル株式会社(HST)
- 立井電線株式会社
- 華陽電線株式会社
- 株式会社フジクラ
- 西日本電線株式会社
- 三菱電線工業株式会社
- 冨士電線株式会社(東京冨士)
- 長岡特殊電線株式会社 等