エコキャブタイヤケーブルとは

エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)について

エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)の種類

エコキャブタイヤケーブルの種類は素材によって2種類あり、ゴム系のエコキャブタイヤケーブルと、従来品のビニル系に変えて樹脂系のエコキャブタイヤケーブルがあります。

【ゴム系のエコキャブタイヤケーブル】

ゴム系のエコキャブタイヤケーブルとしては2PNCT・3PNCTに対応したケーブルが開発されています。
従来のゴム系キャブタイヤケーブルとゴム系エコキャブタイヤケーブルの対応や特性の比較についてはこちらの表をご参照下さい。

メーカー エコ品
日本電線工業会規格連合品
(JCS4511適合)
従来品
フジクラ 2PPCT/F 2PNCT
住友電工産業 EM−2PPCT
EM−3PPCT
2PNCT
3PNCT
冨士電線 EM−2PACT 2PNCT

EM-PPCT(エコキャブタイヤケーブル)と従来品の特性比較

ケーブル品種 柔軟性 耐熱性 耐寒性 耐油性 難燃性 機械特性 耐摩擦性 燃焼時有毒ガス発生無し
EM−PPCT
PNCT

【樹脂系のエコキャブタイヤケーブル】

樹脂系のエコキャブタイヤケーブルとしてはVCTVCTーFに対応したケーブルが開発されています。
(ご注意)樹脂系の被覆材料は難燃材配合の特徴として、強くこすると表面が白くなることがあります。表面だけの現象で電線の性能には影響はございません。

メーカー エコ品 従来品
太陽ケーブルテック サンライトECO120 VCT
富士電線工業 EM-ECTF
(JCS4501適合)
VCTーF

エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)とは

移動用に利用されるキャブタイヤケーブルに関しても、電気用品安全法の改正によって、エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)を製造・販売できる体制が整えられました。これに対応し、各メーカーもエコキャブタイヤケーブルの開発を進め、JCS型式を取得しています。

また、環境に配慮したエコキャブタイヤケーブルの需要の高まりと共に、ケーブルの種類も増加傾向にあります。メーカーによっては、EUでのRoHS指令にも対応したエコキャブタイヤケーブルもあります。

エコキャブタイヤケーブルは、各メーカーともほとんどが受注生産品となっていますので、納品には1〜2ヶ月を要します。納期にゆとりをもった発注が必要です。

エコキャブタイヤケーブルの手配につきましては、最適なケーブルを選定して、納期などメーカーと詳細な打ち合わせを行います。

エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)の特徴

エコキャブタイヤケーブルは、従来のキャブタイヤケーブルと比べて寸法・電気特性に変更はありません。また、従来のキャブタイヤケーブルと同等レベルの諸特性を有していますので、遜色なくご使用いただけます。

エコキャブタイヤケーブルは、現在各メーカーともほぼ受注生産品となります。

エコキャブタイヤケーブル(EMキャブタイヤケーブル)の納入実績

橋本興産では、エコキャブタイヤケーブルの納入実績として、九州国立博物館や国立大学などに納入しています。
官庁や線路など公共の機関ではエコキャブタイヤケーブルの使用が推奨されています。

当社は豊富な納入実績を持っておりますので、安心してお問い合わせいただけます。
エコキャブタイヤケーブルの使用をご検討の際はぜひお問い合わせください。

エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)について

エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)とは

エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)は、従来のケーブルと比べて地球環境に配慮するためにシース及び絶縁体の素材を環境対応型に改良したケーブルです。
ケーブルの型式に、エコマテリアル(EcoMaterial)&一般難燃 の意味を持った記号として、“EM−”を電線名称の頭に付け、従来のケーブルと区別しているメーカーが多いです。

例:IV → EM−IE ビニルの略号である「V」が「E」に代わります。

エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)の特性

エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)は、以下の特性を有しています。

  • 非ハロゲン:塩素等のハロゲンが含まれないため、焼却時に有毒ガス(例:ダイオキシン)を発生させない。
  • 低発煙性で火災時に視野が確保でき、有毒ガス(例:塩素ガス)の発生もない。
  • 非鉛:鉛を含まないため、埋設しても鉛流出の恐れがない。
  • 非環境ホルモン
  • リサイクル可能

このような特性を有している電線・ケーブルが、エコケーブル(EMケーブル・エコ電線)の名称で、JCS日本電線工業会規格に適合するものとして認定を取得し、規格化されています。

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