CVケーブル・CVTケーブルとは
CVケーブルとは
シースはビニル、絶縁体には軽量で取り扱いが容易な架橋ポリエチレンが使用されている一般的な電力ケーブルです。耐候性が比較的高く、屋外露出配線を行うことが可能です。送電、配電、配線などその使用場面は多岐にわたります。
CVケーブルの種類
高圧 CV ケーブルには、2 種類の仕様の製品があります。
- ETタイプ
- 水のかからない場所でのご利用に向いています。
- EEタイプ
- 内部半導電層および外部半導電層を押出式にして絶縁体と同時押出加工することにより、絶縁体との界面を平滑にするとともに異物の混入を防ぐことにより、耐水トリー性を向上させたものです。
種類 | 内部半導電層 | 外部半導電層 | 特徴 |
---|---|---|---|
ET | 押出式 E(Exturuded) |
テープ式 T(Tape) |
導体上に内部半導電層、絶縁体の2層を同時押出 加工した後、外部半導電性テープを施します。 |
EE | 押出式 E(Exturuded) |
押出式 E(Exturuded) |
導体上に内部半導電層、絶縁体、外部半導電層 の 3 層を同時押出加工します。 |
CVケーブルの構造
6600V CV(E-T) タイプ
6600V CV(E-E) タイプ
6600V CV ケーブルの E-T タイプと E-E タイプの比較
項目 | E-Tタイプ | E-Eタイプ | 備考 |
---|---|---|---|
ユーザー | 一般需要向けが多い | 電力会社や鉄道会社がメイン | 電力会社向け:1983年頃からE-Eタイプを使用 |
耐水トリ―性 | 〇 | ◎ | JEAC 8011(高圧受電設備規程) 2014 版で波及事故防止の為、 E-E タイプの仕様を推奨 |
端末処理性 | ◎ 端末処理時の外導部の除去がE-Eタイプに比べ容易 |
〇 | E-E タイプの外導除去用として、外導に切れ込みを入れる治具が 販売されている |
E-T タイプは一般民需向けの使用実績が多数あり、高圧ケーブルとして使用いただくうえで十分な特性を有しています。E-E タイプは E-T タイプに比べて耐水トリー性が優れており、特にケーブルが水に浸かる状況で使用される場合に推奨されます。
水トリー現象とは?
水トリーとは、高圧電力ケーブル(CVケーブル)の絶縁に使用される架橋ポリエチレン(CV)などの材料において、水と交流電界の影響で微細な亀裂が発生し、それが木の枝のように成長していく現象です。この亀裂の形状が樹枝状であることから"tree"と呼ばれ、日本語では「トリー」とされています。
トリーには「水トリー」と「電気トリー」の2種類があります。どちらも絶縁体内部で亀裂が樹枝状に成長する現象ですが、発生要因が異なります。電気トリーは局所的に高い電界がかかることによって発生するのに対し、水トリーは水分に接した部分から生じ、水の影響を受けて進行するのが特徴です。
水トリーは、0.1〜1μm程度の微細な水滴が集合した状態で形成されるため、周囲の絶縁体よりも導電性が高くなります。その結果、ケーブルの絶縁性能が低下し、放置すると最終的に絶縁破壊が発生するリスクが高まります。
特に、水トリーが発生しやすいのは6600Vクラスの高圧電力ケーブルです。このようなケーブルで絶縁破壊が起きると、高圧地絡事故に発展する可能性があり、設備全体の停電を引き起こすだけでなく、場合によっては周辺地域にまで影響が及ぶ大規模な停電につながることもあります。
このような事故が発生すると、影響を受けた周辺地域や関係者から損害賠償を請求されるリスクもあります。そのため、高圧電力ケーブルに水トリーが発生していないか定期的に点検し、適切な対策を講じることが不可欠です。
CVTケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)とは?
JIS規格品。単線のCVを3本よりあわせたケーブル。低圧から高圧までのすべての送配電用ケーブルとして使用可能。CVはの3芯に比べ、介在がないので軽量。許容電流が大きい。放熱性能が若干よい。端末処理が簡単。電線が別々にシース保護されている構成の為、ケーブルに1線地路事故が発生した場合でも線間短路へ波及・移行しにくいという特長があります。
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