キャブタイヤケーブルについて

キャブタイヤケーブルの仕様について

キャブタイヤケーブルの仕様について

キャブタイヤケーブルの構造や内容を決定している詳細情報を、仕様と呼びます。キャブタイヤケーブルを選定する際は、仕様の様々な要素確認が重要です。キャブタイヤケーブルの仕様として、許容電流、曲げ半径、許容張力、種別、構造、クラス、布設方式、サイズ、準拠規格、素材、質量、仕上外径心数や材質などが挙げられます。
必要なキャブタイヤケーブルがお決まりの方は、以下の仕様情報をお知らせください。

●品名・サイズ(芯数×SQ数)・数量

どのキャブタイヤケーブルが適しているか分からない場合も、用途をお知らせください。適した仕様のキャブタイヤケーブルを比較提案いたします。

キャブタイヤケーブルの仕様は、ご使用の環境や布設条件によって異なります。布設方式に最適なケーブル選定などについてお困りの方は、ご相談ください。

キャブタイヤケーブルの仕様書が必要な方は、必要としているケーブルの使用状況などの情報をお知らせください。仕様確認書(チェックシート)をもとに選定させていただきます。
キャブタイヤケーブルの買い替えをされる場合、お手持ちの仕様書から選定することも可能です。
キャブタイヤケーブルの仕様について分からないことがありましたら、お気軽に橋本興産までお問い合わせください。

キャブタイヤケーブルの仕様に関して、詳しい説明が必要な方は以下のページをご覧下さい。

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ケーブル選定お役立ち資料

キャブタイヤケーブルの使用別布設方式について

キャブタイヤケーブルの布設方式について

キャブタイヤケーブルをどのようなシーンで使用されるかによって、布設方式は異なります。お求めのキャブタイヤケーブルの布設方式がお決まりの方は、お問い合わせの際にこちらの図を参考に布設方式をお伝えください。

キャブタイヤケーブル 布設方式

1.カーテン方式

カーテン方式
使用例

クレーンの走行、横行給電用に適しています。

注意事項
  1. ワイヤまたはチェーンをテンションメンバーとしてケーブルの張力をかけないようにしてください。(ワイヤまたはチェーンの長さはケーブルの長さの0.9倍以下にしてください。)
  2. 曲げ半径は、ケーブル外径の6倍以上としてください。
    種類 低圧ケーブル 高圧ケーブル 備考
    丸型ケーブル R≧6d R≧8d d:ケーブル外径
    平型ケーブル R≧6d R≧8d d:ケーブル外径
    このため、ハンガーには腕を設けてください。
  3. ハンガーは自由に回転しないよう固定してください。
  4. 多本吊りするときは、ケーブル相互の干渉に注意してください。
  5. 多本吊りする場合、千鳥結束をせず、同一箇所で一括結束としてください。
  6. スパイラル上に吊るときは、捻回方向に注意してください。
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2.キャタピラ方式

キャタピラ方式
注意事項
  1. ケーブルの許容曲げ半径(R)は次のとおりとしてください。ただし、個別の仕様書に指定がある場合には、その値を優先してください。
    種類 低圧ケーブル 高圧ケーブル 備考
    丸型ケーブル R≧6d R≧8d d:ケーブル外径
  2. キャタピラは、キャタピラの中心とケーブルの中心が一致するようにサポートする方式のものを推奨します。この場合サポート(クリート)の穴径は、ケーブルがルーズに動くよう大きくし、クリアランス(ゆとり)を大きく取り、キャタピラが屈曲した場合でもケーブルに無理な曲げや力が加わらないようにしてください。
    クリアランス(ゆとり)の目安:ケーブル最大外径の10%以上(最小2mm)
  3. サポートの一つの穴には一本のケーブルを通すこと(1条1穴)とし、多条布設はしないでください。イメージ画像
  4. ボックス型のガイドを使用するときは、ボックス内でケーブルが上下に重ならないようにしてください。必要に応じて仕切り板でケーブル同士の干渉を防いでください。イメージ画像
  5. 給電点、受電点でのケーブル固定は、内部線心が移動しないように確実に固定してください。幅(ケーブルとの接触長さ)100mm以上の半割型クランプで締付る事をお奨めします。ケーブル変形率は、低圧ケーブルで約15%、高圧の場合は約5%を目安としてください。クランプが不完全ですとケーブルのうねり、挫屈の原因となりひいては断線に至ることがあります。
  6. 端末固定部からケーブルが屈曲する部分までの直線距離は、できるだけ長く確保してください。(ケーブル外径20倍以上が目安)

3.リール巻き方式(拾い巻き方式)

リール巻き方式(拾い巻き方式)
使用例

クレーン走行用、受鋼台車給電用に適しています。

注意事項
  1. ケーブルリール胴径および許容曲げ半径は次のとおりとしてください。ただし個別の仕様書に指定がある場合には、その値を優先してください。
    種類 低圧ケーブル 高圧ケーブル 備考
    丸型ケーブル R≧10d R≧15d d:ケーブル外径
    平型ケーブル R≧12d R≧16d d:ケーブル外径
  2. ケーブルに加わる常時および瞬時の張力は、そのケーブルの許容張力以下としてください。
  3. ケーブルにかかる側圧は次のとおりにしてください。ただし個別の仕様書に指定がある場合には、その値を優先してください。
    品種 側圧(張力/屈曲半径)
    2PNCT
    (シースに補強層が無いもの)
    2.9kN/m(300kgf/m)以下
    3PNCT、4PNCT
    (シースに補強層があるもの)
    4.9kN/m(500kgf/m)以下
  4. ケーブルを捻ったまま巻取らないでください。
  5. ケーブルリールに丸形ケーブルを多列巻する場合は、ケーブルが整列巻できるようトラバーサ機構を設けることをお奨めします。ケーブルが乱巻きされますとケーブルに捻れが加わる原因になります。
  6. 巻取リールのケーブルガイドローラーを施す場合は、許容曲げ半径を確保してください。
  7. ケーブルの延線路(走行路)はできるだけ直線方向のみとし、ケーブルが直線方向からずれた状態で使用されることのないようにしてください。直線からずれた状態で巻き取り巻き戻しを行いますとケーブルに捻れが加わる原因になります。
  8. ケーブル終端固定部の引止めクランプは、引止めドラムに1ターン以上巻付けるか、クランプの間に鞍を挟みケーブルをスネークさせ、2ヶ所で締付けし、初期の把持力をケーブルに加わる最大張力の2倍以上としてください。引き留めが不完全ですとケーブルのうねり、挫屈の原因となります。
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4.垂直リール巻き方式

垂直リール巻き方式
注意事項
  1. 拾い巻方式の注意事項を守ってください。
  2. 巻取り時に、ケーブル自重がかかり、ケーブル同士の摩擦により、ケーブルが捻られることがあります。その場合はケーブル表面にグリースなどの滑材を塗布し、捻回を防いでください。

5.キャリア方式

キャリア方式
使用例

天井クレーン等の横行給電用に適しています。

注意事項
  1. ケーブルの許容曲げ半径(R)は次のとおりとしてください。ただし、個別の仕様書に指定がある場合には、その値を優先してください。
    種類 低圧ケーブル 高圧ケーブル 備考
    丸型ケーブル R≧6d R≧8d d:ケーブル外径
  2. 布設時、ケーブルには捻れが入らないよう、布設してください。
  3. キャリアドラムの移動はワイヤロープで行い、ケーブルのたるみを十分とって張力がかからないようにしてください。
  4. 給電点、受電点でのケーブル固定は、内部線心が移動しないように確実に固定してください。幅(ケーブルとの接触長さ)100mm以上の半割型クランプで締付る事をお奨めします。ケーブル変形率は、低圧ケーブルで約15%、高圧の場合は約5%を目安としてください。クランプが不完全ですとケーブルのうねり、挫屈の原因となりひいては断線にいたることがあります。

6.エレベータ方式

エレベーター方式
注意事項
  1. ケーブルの捻れ癖どりをしてから取付けてください。
  2. 吊り間隔はケーブル外径の12倍以上とってください。
  3. 多本吊りの時は相互の干渉に注意してください。
  4. 同一場所に複数のケーブルを布設する場合はそれぞれのループの高さを変えてステップ懸架をする事を推奨します。
  5. 端末固定部から、ケーブルが屈曲する部分までの直線距離は、できるだけ長く確保してください。(ケーブル外径の20倍以上が目安)
  6. カウンタウエイトをつける場合は、ケーブルがしごかれ、うねり、ひいては断線にいたることがあります。ケーブルの選定はご相談ください。
  7. ストローク長さ、頻度、速さなどのご使用条件が厳しい場合はご相談ください。
  8. 正規のエレベーターに使用する場合は、専用のエレベーターケーブルをご使用ください。

7.捻回方式(旋回方式)

捻回方式(旋回方式)
使用例

旋回クレーン用などに適しています。

注意事項
  1. 曲げ半径はケーブル外径の6倍以上としてください。(低圧ケーブル)
  2. ケーブルは極力長くとり、単位長さあたりの捻回角ができるだけ小さくなるように布設してください。
  3. 多本吊りの時は相互の干渉に注意してください。また途中で束ねてインシュロックなどで固定しないでください。
  4. ケーブル固定部に捻回のストレスが集中しないように直線部分を長くとるか固定部にRをとって布設してください。
  5. ケーブルが捻回すると、ケーブルの長さが変動します。十分な弛みを確保ください。
  6. 捻回条件が厳しい場合はご相談ください。
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8.バスケット落込方式

バスケット落込方式
使用例

コンテナクレーンのスプラッダー用に適しています。

注意事項
  1. ケーブルがコイルしている状態から、引き上げるとケーブルに捻れが加わります。引揚げた際、ケーブルの線心のよりが閉まる方向に布設ください。(右よりのケーブルは右巻きに収納ください。)
  2. ケーブルのコイル径は極力大きくとってください。(ケーブル外径の20倍以上としてください。)
  3. バスケットの形状、揚程、速さなどによってケーブル選定が異なります。ご相談ください。
  4. バスケット内には、高いコーンなど、ケーブルのコイリングの妨げとなるようなものを設けないでください。コイルの方向が反転しケーブルトラブルを起こす原因となります。
  5. ケーブルは使用時に、ケーブルのよりが下に溜まるため、初期に収納した時よりも、バスケットが下の方では小さなループ径になり、上の方では大きなループ径に変化してコイルします。ケーブル布設の際はこの変化分を考慮しご使用ください。

9.ダンサロール方式

ダンサロール方式
使用例

コンテナクレーンのスプラッダー用に適しています。

注意事項
  1. リール径(D)≧20dとしてください。(d:ケーブル外径)
  2. リールは円滑に回転するようにしてください。
  3. 移動リール重量および荷重は、ケーブルがたるまない程度にできるだけ軽くして、ケーブルに加わる張力を小さくするようにしてください。
  4. ケーブル終端固定部の引止めクランプは、クランプの間に鞍を挟みケーブルをスネーク状にして、2ヶ所で締付けし、初期の把持力をケーブルに加わる最大張力の2倍以上としてください。
  5. ケーブルには、張力、曲げ、しごきが同時に加わるため、使用頻度の多いところには適さないので注意してください。

10.吊り下げ方式(ペンダント方式)

吊り下げ方式(ペンダント方式)
使用例

ホイストクレーン操作用などに適しています。

注意事項
  1. 操作ボタンには操作ボタン吊り下げ用チェーンを取付け、ケーブルに張力が加わらないようにしてください。
  2. 操作ボタンへの取付け部分には、保護を施しケーブルに局部曲げが加わらないようにしてください。

ケーブル選定お役立ち資料

キャブタイヤケーブルの使用別布設方式